緊急避妊ピルの使用方法

緊急避妊ピルは、文字通り緊急に妊娠を避けなければならない事情が出てきたときに飲むお薬で、病院を受診して産婦人科医などから処方してもらう必要があります。
この緊急避妊ピルは、フランスでは1999年からすでに発売が開始されていましたが、日本国内では厚生労働省による承認がはじめて下りたのは2011年と、比較的最近のこととなります。
緊急避妊ピルは、別の方法による避妊に失敗して妊娠しそうだというとき、または、男性からの性暴力などによって望まない妊娠をしそうだというときに有効なものです。
緊急避妊ピルは、黄体ホルモンという女性ホルモンが含まれる錠剤タイプのもので、1つのパッケージに2錠が1組となって包装されていますが、その使用方法は簡単で、妊娠の危険がある性行為をしたときから72時間以内に、2錠を一度に口から飲むということになります。
緊急避妊ピルの服用によって、血液中の女性ホルモンの濃度が一定の水準に達する状態となりますので、排卵が抑制されて、妊娠に至らずに済むという作用をもたらします。
性行為後のできるだけ早い服用が望まれますが、この指定された72時間以内に服用できた場合には、すべての場合に成功するとは限らないものの、避妊できる確率が97パーセントから99パーセント程度と、きわめて高くなります。
なお、緊急避妊ピルはあくまでも緊急の用途に限ったものであり、一般的な避妊ピルと同様の効果を期待して繰り返し何度も使っているようであると、このような高い確率での避妊ができなくなってしまいますので、計画的な避妊や妊娠調整の目的であれば、毎日飲むのが大変であっても、一般の避妊ピルを使用することが重要となります。